きりもんです。
前回、セミリタイヤ後の生活費がいくら必要か計算してみましたが、
今回は住居費がいくら必要になるか計算してみました。
住居は、「衣・食・住」の一つで生活の基本。住む場所や条件をみれば、求めるライフスタイルも分かると思います。
お金の面では、住居費=固定費とまとまった資金が必要で、金額次第でセミリタイヤの成否が分かれると思います。準備期間の終盤になって、30百万円じゃ足りなかった!!なんてことが起きると、目も当てられません。
という訳で、具体的にいくらのお金が必要なのか考えるため、現時点の住居の条件とネットの物件情報から算定しました。
目指すべきライフスタイルから住む場所を決めてみた
住む場所を決める理由は、人それぞれ、色々あるんだと思います。ゆっくり過ごしたいのか、そこでしか出来ない仕事があるとか、自分にとって一番しっくり来る理由で決めればいいと思います。都市部に住むのか、郊外、自然豊かな田舎に住むのか。自身や夫婦の憧れの場所、気候から考えてもいいんじゃないかと思います。
友人は、移住条件のひとつとして水が美味しい場所。を掲げて、長野県の安曇野に移住しました。
きりもん家は、今は東京に住んでいますが53歳のタイミングで、温暖で、夫婦で大好きな場所、沖縄への移住を考えています。住む場所は沖縄県で物件を探してみます。東京からの移住先検討についてメリット・デメリットから整理して、家族で相談する際に、使ってみるのもよいかも知れません。
少し郊外に行けばすぐに田舎があり、インフラ面を考えると、まったくの田舎よりも、地方都市がおすすめなような気がします。
データからみえてくる沖縄県の住宅事情
住む場所(移住先)が決まれば物件を探して、実際の物件の費用を調べたいと思いますが、
その前に、沖縄の住宅事情を理解しておきたいと思います。
結論からいうと、
沖縄県は、人口が増加していて、住宅供給も増加基調で安定しているものの、貸家が多く賃貸物件の方が見つけやすい地域ではないかなぁと思いました。
総務省の人口推計(2019年10月1日現在)によると、沖縄県は、全国で東京に次いで人口増加率の高い県で、自然増減(出生数と死亡数の差)、社会増減(人の流入数と流出数の差)ともに増加している唯一の県です(東京は社会増減の増加による)。
次に、住居の供給状況とその内訳についてグラフにしてみました。
沖縄県土木建築部における利用関係別着工戸数の推移によると、沖縄県の住宅着工戸数は、平成29年までは増加基調で推移していましたが、平成30年以降は減少に転じています。
貸家(アパート等)の減少幅が大きいことから、土地の価格、建築コストの上昇と、住宅ローンの不正問題に絡んだ銀行融資の厳格化によるものではと思います。
着工戸数の内訳を見てみると、供給量全体の半数以上が賃貸マンション、アパートといった貸家が占めており、分譲住宅、持ち家を足した2倍程度となっています。貸家の供給量が多く借り手にとっては物件数や費用の面で、購入よりも賃貸の方が有利なのかも知れません。
とはいえ、一般的に賃貸の物件は分譲と比べると、スペックで劣ることが多いので、実際に物件を見てから決めることになると思います。
必要な条件から物件を探すと賃貸の方がお得でした
沖縄県の住宅事情が分かったので実際に物件を探してみます。金額や希望の地域だけだとヒットする物件数が多かったので、もう少し条件を決めて物件を検索しました。
きりもんの場合は、「間取り」、「広さ」、「築年数」などで条件を絞りました。購入と賃貸、両方で検索をしてみました。参考にしたサイトは、グーホームです。
購入物件は13件、賃貸は9件ヒットして、上下2つを除外した平均値を出してみました。
購入物件は、築浅物件から築19年までの物件。賃貸物件は新築から築19年の物件が上がってきました。賃貸は、現在の家賃より若干低い程度となりました。きりもん的には、予算範囲内でほっとしていますが、もう少し低いかなーとおもっていたので少しショックでした。。。
ヒットした物件から住居費を算定してみます。
53歳から85歳までの33年間の住居費を計算したところ、賃貸が8百万円ほどお得との計算になりました。単純な比較なので不確実なところはありますが、ひとまず賃貸の37百万円を目標として、お金を準備していきたいと思います。
まとめ
セミリタイヤ後の住居費の算定を行いました。結果は、想定していた金額の範囲内に収まってホッとしています。とはいえ、「たられば」の話し。
あくまで目標額の設定のための算定です。
時期が近付いたら、金額の見直しや実地調査含めて継続的にブラッシュアップしていきたいと思います。
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