こんにちは、きりもんです。
3月に入り、寒さが少しずつ緩んできたように感じます。今回、電気代節約に使える便利ツールを見つけたのでアップしたいと思います。電力会社のサイト登録と簡単な分析だけなので、誰にでも出来ると思います。
【こんな方におすすめ】
・東京電力と契約しているオール電化世帯で電気給湯器を使用中。
・電気代を節約したい。
・どの時間帯に、どの程度電気を使っているのか知りたい。
東京電力が「くらしTEPCO」という個人向けのWEBサイトを提供しています。きりもん家は東京電力と契約していて、くらしTEPCOには2020年4月に登録しました。
サイトの中に、「エネくらべ」という電気使用量を確認出来るコンテンツがあり、時間別(30分毎)の電気使用量を知ることが出来ます。
今回、時間別の電気使用量を使って電気代を節約することができました。
■東京電力が提供する「くらしTEPCO」と「エネくらべ」とは
・くらしTEPCOとは
料金プランの確認の他に契約や変更手続きといった電気料金に関わる諸手続きの他、
家電の上手な使い方や、住まいに役立つ情報を発信しているWEBサイトです。
電気に関する契約関係がまとめて手続き出来るようになっていて、便利ですね。
・エネくらべとは
くらしTEPCO内で契約者向けに提供されている月別・日別・時間別で電気使用量を確認できるコンテンツです。グラフと数字で電気の使用状況が分かるようになっています。
すごいのは、今日使った電気の使用状況が翌日に確認できるところ。30分毎の電気使用量がどの程度か分かるので、節電対策で実際どの程度電気使用量が減ったのかタイムリーに知ることが出来ます。また、事前に世帯数や居住面積などを登録すると、自分の家庭に似た家族と電気使用量や、電気代の金額を比べることも出来ます。
きりもん家と似た家族の2020年5月から12月までの電気使用量の推移を載せておきます。赤線がきりもん家、グレーが参考とする似た家族です。
似た家族と比べると我が家の電気使用量が多いことが分かります。
なぜ電気使用量が多い(電気代が高い)のか、いまひとつ原因ははっきりしないのですが(究明中)、今回、原因の一つが電気給湯器の設定に問題があることが分かりました。参考までにその内容を記載しておきます。
■実例紹介/きりもん家の電気代削減効果
我が家で行ったエネくらべを使った電気使用量削減の取り組みです。エネくらべ活用のヒントになればと思います。
<前提条件>
家族3人、マンション暮らし、オール電化
電気給湯器による夜間に湯沸かしを行う
電気料金プランは、「おトクなナイト8」※。
※おトクなナイト8:
23時から翌朝7時までの8時間は割安な夜間料金が適用されるが、それ以外の時間帯は電気使用量に応じて3段階の料金が設定されている(2021年3月14日時点新規受付なし)。
まずは、以下の画像で説明します。1枚目の画像が、電気代削減の取り組みを行う前の状況です。
20時から22時まで電気使用量が急上昇しています(赤丸部分)。初めてこのグラフを見た時、夫婦で??な状態でした。
ちなみに0時から5時までの青線は、電気給湯器が夜間にお湯を作る際の電気使用量です
次のグラフが、電気使用量が減った後のグラフです。赤丸部分の電気使用量が無くなりました。
では、電気使用料が減った理由についてです。
<取り組み内容>
赤丸部分の電気使用量のピークが、夜間の電気使用量と同じような電気使用量だったので、電気給湯器が作動しているのでは、と考えました。電気給湯器の取り扱い説明書を引っ張り出して、わき上げモード(給湯器がお湯を作る設定)を確認してみると、お湯が減ってきたら、自動でヒーターが作動しお湯を沸かす設定でした。
通常は、夜11時以降のみお湯を沸かすので、11時までお湯を沸かすことはありませんが、日中にお湯の量が一定以下になると、自動で湯を沸かす設定になっていたのです。夜9時以降、大量にお湯を使うことはないので、この設定は我が家にとって無駄な設定です。設定を変えたところ、夜8時頃の給湯がなくなり、電気の使用が無くなりました。
時間帯毎のグラフを利用することで、一日の中で電気を使っている時間帯や異常値が分かり、解決策を考えて、試すことが出来るようになりました。
<電気代の削減効果>
グラフだけではなく、数字でも確認出来る子が出来ます。(CSV(エクセル方式)でダウンロード)
電気使用量と削減出来た電気代を計算してみました。設定を変更する前と変更後の夜8時から10時の電気使用量と電気代の差額、他に1か月換算した数字です。なんと1ヶ月換算で4,010円も削減することが出来ました。実際は、安い単価の区分になることもあるので、電気代はもっと少なくなりそうです。
電気使用量 | 電気代 | |
2月14日(変更前) | 4.58kwh | 171.5円 |
3月17日(変更後) | 1.01kwh | 37.8円 |
差額 | ▲3.57kwh | ▲133.7円 |
1か月換算(30日) | ▲107.1kwh | ▲4,010.9円 |
■まとめ
今回、くらしTEPCOのエネくらべを使うことで、電気使用量が高い時間帯と原因を突き止めることが出来て、結果的に1か月換算で4,000円程度の電気代を削減出来る結果となりました。
節電対策の効果が翌日には分かるので、電気代削減につながる便利なツールだと思います。サイトに登録さえすれば、だれでも使えるので、電気代が高い原因か分からなかったり、電気代削減の検証が出来ないとお悩みの方にお勧めしたいと思います。
とはいえ、我が家はまだまだ電気代は高いので、引き続き、電気代削減に向け、色々と試していきたいと思います。
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