30代サラリーマン3人家族のリスク許容度について

なんとなく始めた運用ですが、「まじめに投資について考える」をキーワードにお勉強中です。

前回、生活防衛資金について整理しました。
今回は、リスク許容度について考えたいと思います。

目次

リスクリターンについて

リスク許容度を知る前に、まずはリスクについて。

金融商品を選択する場合、「リスクとリターンの関係」について理解しておく必要がある。ここでの「リターン」(return、見返り)とは、金融商品を保有することで得ることができる利益(または価格が下がった場合の損失)、ここでの「リスク」とは、リターンの「不確実性」(リターンがどうなるか不確実であること)を指す。

「知るぽると」中央金融広報委員会より引用

普段の生活の中では、「リスク=危険」と考えがちですが、金融の世界では少し意味合いが違うようです。

金融におけるリスクとは、「投資で得られる利益(リターン)の不確実性(振れ幅)」だと理解しています。

不確実性(振れ幅)が大きければ、ハイリスクハイリターン
不確実性’(振れ幅)が小さければ、ローリスクローリターン

投資した商品におけるリターンのブレを示すわけです。

この辺りの理解には、投資信託協会のHP日本証券業協会のHPが分かりやすかったです。

投資やろうぜ!!ってなった時、どうしてもリターンに目が行きがちですが、高いリターンを取ろうとするとリスクも高くなります。

自分でハイリスクハイリターンな投資を行っていると理解していれば問題ないですが、知らずに高いリスクを取っていた場合、暴落時の損失に耐え切れず投資から撤退する可能性があります。

自分の中でリスクテイク出来る限度はどの程度なのか、そのあたりの見極めが必要です。

リスク許容度とは

どの程度までリスクテイク出来るのか。言い換えると、どの程度の損失なら耐えれるか。この辺りを整理しておく必要がありそうです。

高いリターンを得ようとするにはそれなりのリスクテイクが必要ですが、リスクは低いほうがいいに決まっています。

色々な要素があるので一人一人のリスク許容度は変わってくるのですが、主に考えておくべき項目は以下の通りです。

  • 年齢 
  • 家族構成
  • 収入
  • 貯蓄状況
  • 投資経験
  • 性格

上から4つまでは客観的に判断できる項目です。残り2つは主観に基づく内容です。

年齢が高いと保守的な運用を考えたほうがよい。
家庭持ちなら、過大なリスクを取らない。
高収入・高貯蓄ならハイリスクでも生活への影響は少ない。
投資経験が浅ければ、様子を見ながら徐々に始める。

難しいのは性格ですね。こればっかりは自己分析の世界です。
ウェルスナビモーニングスターなどで自分の性格に基づいたリスク許容度を参考にしてもよいかも知れません。

最大損失額を知っておく

最悪の場合を想定して、最大損失額も見ておきましょう。

最大損失額とは、資産運用を続ける中で予想される最悪の損失です。 最悪の損失が発生したとき(=暴落が起こったときなど)に、その損失額に耐えられなければ、資産をすべて売却してしまう可能性があります。そのような事態にならないように、どのくらいの損失に耐えられるか?、損失金額を確認しておきます。

英語表記「Value at Risk」の略で[予想最大損失額]のこと。

米投資銀行のJPモルガンが開発したリスク評価モデルで、現在の保有資産が、過去データを基に、将来のある一定期間に、ある一定の確率の範囲内で被る可能性がある最大損失額を統計的手法により推計する方法です。過去データから統計的手法で求められるため客観性が高いものの、過去に経験したことのないような突発的な事象に対しては的確な対応ができないという欠点があります。分散共分散法、モンテカルロ・シミュレーション法、ヒストリカル法など、いくつかの計測手法があります。

大和証券 金融・証券用語解説より

最大損失額の計算式は、収益-リスク×2です。例えば、収益が3%、リスクが20%の場合、最大損失額は、-37%(=3%-20%×2)になります。この「-37%」という最大損失額に耐えられないと感じた場合は、リスク資産の比率が高いことになります。

個人的には最大損失額に耐えられるリスク許容度の投資額にしようと思います。

きりもんの場合

わたくしのリスク許容度について考えてみました。

若かりし頃、リーマンショックでリスク資産が半分になった経験があります。これからは中東の時代だ!!みたいなよく分からないノリで、中東、コモディティ中心に投資信託を購入して大暴落しました(笑)
このときは独身で自由を謳歌していましたし、投資金額も数十万円。

価格が下がっていくのは苦しかったですが、給与収入ですぐに取り返せる範囲だったこともあり、精神的には問題ありませんでした。ただ、値段が下がれば下がるほど売りたくなる気持ちはよく分かりました。

では、今はどうかというと、
30歳代後半、子ども1人の3人家族、セミリタイヤ目標まで残り14年・・・。

あまり無茶はできない。というのが実際のところです。

ただ、生活防衛資金や教育費は確保できている状況なので、
リスク資産が半分以下になっても耐えることができそうです。
(問題ないとは思わないですが。。。)

どこまでリスクを許容出来るかは、年齢や家族構成、資産状況によって一概には言えないけど、自分に当てはめて考えてみる。恐らくこれが大事です。

家族のイベントなどをきっかけに、定期的に見直したいと思います。

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このブログの管理人

サイト来訪ありがとうございます。
きりもんさんです。東京で家族3人仲良く暮らすパパです。
最近、53歳でセミリタイヤを行うべく貯金生活を始めてみました。
貯金リテラシー低かったこともあり、試行錯誤、四苦八苦しながらですが、
コツコツと歩みを進めていきたいと思ってみます。

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