きりもん(@kirimonsan)です。
このブログは、38歳3人家族の平均的サラリーマンが53歳でFIREするまでの記録です。
「節約と積立投資」という誰もが再現可能な貯蓄方法を実践することで、皆さんの資産形成のお役に立ちたいと思います。
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これまで運用シミュレーションやセミリタイヤ後のライフプランを別々に検討してきましたが、ライフプランとして組立可能なのか検証すべく、ライフプランシミュレーションを作成してみました。
結論からいえば、何とか組み立ては可能という試算結果でした。ほっとしているものの、まだまだ気は抜けないので、これからも節約による投資余力の最大化と積立投資で資産の最大化を図りたいと思います。
それでは詳細について整理しておきたいと思います。
ライフプランシミュレーションを作成するメリットとは
まずはライフプランについて調べてみました。以下、Wikipediaからの引用です。
ライフプラン
ライフプランとは、人生設計のこと。
語感としては、 人生設計が、職業、結婚観、生きがい、居住地など個人の充足感に主眼をおいた設計であるのに対し、 ライフプランは、主に金銭面からの生活設計を指すことが多い。
ライフプランは人生設計図と訳されることもある。ライフプランの作成
出典: フリー百科事典ウィキペディア『ライフプラン』より
基本的に、各個人の理想とする将来像(将来は独立したい、子供は二人欲しい、一戸建てを買いたいなど)に基づき、将来必要となるであろう資金額(独立開業資金、学費、住宅購入資金、老後の生活費など)や起こりうる危険(病気・事故など)を推測し、必要資金をどのように調達するか、将来設計を変更する必要があるか、などを考えて設計していく。
ライフプランを作成する目的は、将来の夢や希望といったフワッとしたものを、「10年後には自宅を購入する」、「5年後に海外旅行をしたい」、「15年後にはリタイヤして実家に帰る」など、夢のリアル化とお金の計画を立てることです。
ちなみに、老後の生活や資金について考えることをリタイアメントプランニングと呼ぶそうです。
きりもんさんはこれまで、「老後の生活費がいくら必要か」とか、「年金の受取額や退職金はいくらか」、「日本一周に必要なキャンピングカーのお値段はどの程度か」と、各種イベント毎にプランを考えていました。
イベント毎の計算なので、一つ一つの繋がりがなく分断されていたものを、ライフプランシミュレーションという一つの時間軸に落とし込んだイメージです。
ライフプランを作るメリットは、人生のイベントを時間軸で考えることができること。これまでに計算した移住の費用や老後の生活費、ねんきんの試算や退職金を組み合わせて収支が見えること。準備する金額が明確に出来ることですね。
ということで、きりもんさんが算定したライフプランシミュレーションの概略をざっくりまとめておきます。
きりもんさんのライフプランシミュレーション ~2022年6月時点~
2022年6月時点の試算です。きりもんさんが97歳(妻は105歳)まで生きる前提です。
試算の土台となる現預金は5月末で251万円。運用資産残高は1,298万円としています。現預金は5月末の総資金から老後の運用資金を除いた金額。運用資産残高は2022年5月末老後資産から、保険、確定拠出を除いた金額です。
リタイヤメントプランニング
リタイヤメントプランで必要となるお金について整理しておきます。53歳~97歳までをリタイヤメント期間として算定。
この期間の支出総額は181百万円。主な支出は以下の通りです。
- 日常生活費105百万円
- 住宅費49百万円
- 社会保険料・税金22百万円。
日常生活費は、日本一周の期間中は毎月34万円、移住開始の55歳からは現在の生活から若干少ない23万円としています。きりもんさんが62歳以降は18万円と算定。以前試算した53歳から移住時の生活費と比べて、全体では増額となっています。
収入は144百万円、年金収入のみです。ねんきん受取りは65歳から受け取りとしています。
収支は44百万円の資金不足となるので、52歳までに44百万円以上の資産が必要となる想定です。
子育て期間中のライフプランシミュレーション
52歳までを子育て期間(子どもが大学卒業するまで)とし、シミュレーションを行いました。
支出総額は175百万円。主な支出は以下の通り。
- 社会保険料58百万円
- 日常生活費46百万円
- 住宅費27百万円
- 教育費15百万円
日常生活費は、家族3人の生活に必要な金額。現在の生活費が25万円程度、最大34万円まで増える計算です。
住宅費は、現在の住居に52歳まで住み続ける計算。来年から家賃補助がなくなる前提で計算しています。
教育費は、中学より私立、大学は私立文系自宅通学としています。一般的な教育費の参考値で見積もっていますが、教育費ってどう算定すればいいんでしょうね。実際に進学希望先の学費から織り込んでいくんでしょうか。いい方法をご存じの方がいらっしゃれば教えて欲しいです。
あとは、旅行費用とか家電買替費用とかなんやかんやと支出を盛り込んでいます。振り返るとけっこう厚めの支出構成かなと思っています。
収入は186百万円。給与収入のみ。
収支は11百万円のプラス。ざっくりこの金額を運用に回していく算段です。
老後資金積み上げのポイントは運用次第
53歳以降の収支不足となる44百万円を退職金と運用で手当するします。
運用のシナリオは以下の通り。
貯蓄系の保険、確定拠出(マッチング)、NISAを活用して積み立て。
確定拠出とNISAの運用利回りは3.23%としています。以前算出した利回り計算ですね。
シミュレーションの結果、NISAは53歳でざっくり35百万円となる試算。確定拠出は60歳ごろに7百万円となる試算でした。
金額を見ると足りないように見えますが、取り崩し後は複利効果でお金の寿命は伸びること。65歳以降は年金のみで生活出来そうであることから、53歳から64歳までの11年間、貯蓄が足りればいいと考えています。結果は、運用の取り崩しで11年間逃げ切れそうです。
作成したライフプランシミュレーションを振り返って
97歳までのシミュレーションでしたが、一応現預金が底をつくことはありませんでした。が、子どもが高校3年生のタイミングで現預金残高が5万円となっており実際はぎりぎりですね。。。
子育て期間中は、子どもの教育費、養育費がどのように家計へ影響を与えるか注意がいるなと。支出は厚めとなっているので、支出コントロールでなんとかなると思っていますが、金額のブレには気を付けていきたいところです。収支プラスの結果だけど計画通りに老後資産を積み上げるために、貯蓄の定点観測は必要だと感じました。
リタイヤメントプランは、収支はマイナスですがマイナス幅は許容範囲でした。52歳までに資産を積み上げることで、目標通り53歳からリタイヤ出来そう。一方で、介護費用については織り込んでいないので、準備すべきかどうか整理が必要ですね。
まとめ
ライフプランを作るメリットと実際にシミュレーションした感想について整理しました。
一般的にライフプランを作成する際のポイントは以下の3点だと言われています。それぞれ人生のビックイベントですね。
- 教育資金の計画
- 住宅取得の計画
- 老後資金の計画
今回、きりもんさんは老後資金をメインに算出しましたが、教育資金の計画についてしっかりと見積もりたいところ。今回の計画をバージョンアップさせる形で改めて数字に落とし込んでいきたいと思います。
きりもんさんがライフプラン作成で感じたメモをまとめておきます。
- これまでの各種試算した老後の生活をライフプランシミュレーションでひとつにまとめた。イベント毎の支出を「見える化」できて、必要な金額、準備期間が整理できた。
- 介護費用をどう取り扱うか難しいが、リタイヤメントプランは問題なさそう。
- 子育て期間は、教育費・養育費がポイント。これから3~5年が一番工夫が必要かも知れない。
- ライフプランシミュレーションは定期的にチェック・修正した方がいい。その時の環境に合わせて、再シミュレーションし一番ベストなプランを組むことが大事。
人生にはいろいろなライフイベントがありますが、そのイベントだけをとらえて資金を準備するのではなく、ライフプラン全体から落とし込んでいく。人生という長い時間軸を“横”にとって考えれば、おのずと優先順位が見えてくるなぁと感じた次第です。
今回もお読みいただきありがとうございました。
少しでもお役に立てたら嬉しいです!
それでは、また!!
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