春が近づき、お出かけの機会が増えてきました。皆さん、暖かくなってお出かけのご予定はいかがでしょうか。
どうせお出かけするなら、子どもの将来に繋がったり、子どもの興味が拡がるきっかけにしたいですよね。
そんな思いもあり、我が家は、東京上野にある国立科学博物館にはよくお出かけします。割とアクセスしやすいこともあり、子どもが幼稚園のころから通っています。
科博に年2,3回行ってるよー、ってご家族で、もし「友の会」をご存じなかったら是非知って欲しいので、今回は国立科学博物館の「友の会」について整理したいと思います。
科博に複数日行くなら絶対友の会がおすすめ!
写真は2023年8月に国立科学博物館の「友の会」に家族3人で再入会した際の写真です(以前はコロナ前に入会)。手続きした際に会員証(緑のラミネートカード)と同時に開催中だった特別展の無料観覧券を頂きました。
比較になるか分かりませんが、葛西臨海水族園の年間パスポートは一般(高校生以上)2,800円、1回の入場料は700円なので5回以上行けばおトクという計算です。2ヶ月ちょっとで1回のペースというハードルから、購入をためらう方も多いと思います(実際、我が家がそうでした。。。)
これが、科博だと家族3人で特別展2回いけば元が取れちゃいます。そんなからくりを説明したいとおみます。
国立科学博物館「友の会」料金
まずはざっくりと友の会の会員料金について確認です。科博の会員は1年会員と2年会員から選ぶことが出来ます。2年目会員の方がおトクですが1万円を超える金額をどう考えるかですね。
区分 | 1年会員 | 2年会員 |
小・中・高校生会員 | 3,000円 | - |
家族会員 | 大人2名 7,500円 | 大人2名 13,600円 |
大人1名と 小・中・高校生1人 6,100円 | 大人1名と 小・中・高校生1名 11,000円 | |
備考 | 3人目から1人あたり大人2,000円、 小・中・高校生600円で家族の追加が可能。 | 3人目から1人あたり大人3,600円、 小・中・高校生1,100円で家族の追加が可能。 |
続いて、家族構成毎の料金一覧表を作成しました。上段が1年会員、下段が2年会員となります。大人2名、子ども1名の3人家族だと、1年会員で8,100円、2年会員だと14,700円となります。
大人1名 | 大人2名 | |
小中高校生0名 | ー | 7,500円 |
2年会員 | 13,600円 | |
小中高校生1名 | 6,100円 | 8,100円 |
2年会員 | 14,700円 | |
小中高校生2名 | 6,700円 | 8,700円 |
2年会員 | 15,800円 | |
小中高校生3名 | 7,300円 | 9,300円 |
2年会員 | 16,900円 |
我が家は家族3人で科博に行くことが多いので、子どもと3人で1年会員(8,100円)にしました。
これくらいコスパがよければ、「パパ、みんなのために友の会入会しちゃうよ!!」って言いやすいですよね!
2024年2月時点の料金となります。詳細は公式HPをご参考ください。
通常観覧と友の会へ入会、どっちがお得なの?
友の会がどれだけお得なのか、シミュレーションしてみました。
【通常観覧】
特別展だと、1回の観覧料金が大人2,000円、子ども600円。1年間で3回ほど開催されるので、全て行くと、大人が2,000円/回×計3回×2人=12,000円、子どもが600円/回×計3回=1,800円、合計13,800円となります。
【友の会】
家族3人の友の会1年会員は8,100円です。5,000円程度安い計算ですね。おトク~♪
【特別展観覧シミュレーション】
年1回だと通常観覧がお得ですが、2回目から友の会がお得です。当たり前ですが、無料券を頂けるのは大きいですね。
観覧回数 | 通常観覧料金/3人分 | 友の会入会金/3人分 | どっちがお得? |
1回 | 4,600円 | 8,100円 | 通常観覧 |
2回 | 9,200円 | 8,100円 | 友の会 |
3回 | 13,800円 | 8,100円 | 友の会 |
【常設展観覧シミュレーション】
続いて常設展バージョンです。常設展のみの場合7回以上で元が取れる計算です。7回となると結構ハードルがありますね。
観覧回数 | 通常観覧料金/3人分 | 友の会入会金/3人分 | どっちがお得? |
1回 | 1,260円 | 8,100円 | 通常観覧 |
2回 | 2,520円 | 8,100円 | 通常観覧 |
3回 | 3,780円 | 8,100円 | 通常観覧 |
4回 | 5,040円 | 8,100円 | 通常観覧 |
5回 | 6,300円 | 8,100円 | 通常観覧 |
6回 | 7,560円 | 8,100円 | 通常観覧 |
7回 | 8,820円 | 8,100円 | 友の会 |
ただ、特別展は人が多くてやっぱり「見るだけ」になりがち。子どもの興味探求を考えると、ぜひ常設展メインに考えてほしいところ。
常設展は見て、触って、考えて、教えてもらえる(ボランティアの方に)。子どもの興味の範囲を拡げるにはすばらしい環境です!
ちなみに、我が家は常設展は「そろそろ科博行かない??●日どうかな?」という家族の会話をメインに行っています。特別展を見かけたら、「新しい特別展始まったね!いつ行く??」みたいなやりとりをして、常設展と特別展は分けて会話しています。
時間に追われない、子どもの興味に合わせた過ごし方ができる!
友の会に入会して実感するのが、時間に追われないこと。子どもの興味に合わせて遊べることです。ゆっくり見れるのは、親にも子どもにもやっぱり良いですね!
科博は半日だと時間が足りないくらい広いので、単発の観覧だと、あっちを見たり、こっちを見たり、1つでもたくさん子どもに見せてあげようと思いがち。。。
入館料無料だと、心の余裕があり、子どもに合わせて過ごすので、親としても今の時期、子どもが何に興味があるのか客観的に見ることもできます。やはり、自学教育にはゆとりが必要かな。
日本館の壁は大理石で出来ているのですが、アンモナイトの化石があるってことで、子どもと探索してみたり。こういった過ごし方は「いつでも来れるから」という気持ちがなければ、なかなか出来ないですよね。
子どもが気になるエリアも心ゆくまでゆっくり滞在
特別展は、その時々で話題になりますが、常設展もとても魅力的。男の子も女の子も、大人も楽しめますよ。
ちょと画像多めでご紹介です。
科博が誇る、フタバスズキリュウの化石。日本国内で初めて化石が発見された首長竜。新属新種として正式に記載されました。日本館3階にある「日本列島の生い立ち」という展示室で見ることが出来ます。
こちらも常設展で展示されているティラノザウルス。ほかにもトリケラトプスやステゴサウルスなど見ごたえ十分。特に男の子は楽しめると思いますよ!パパはここが一番のお気に入りかもです。
こちらは地球館にある動物の剥製たち。リアルだからこそ本物の大きさが分かります。ここでしか得られない経験を子どもにはさせてあげたい。
こちらは地球館内にある「コンパス」という体験型施設。迷路があったりお絵描き出来たりと、子どもが楽しめる施設。朝いちばんで予約がいっぱいになるほどの人気です。
友の会ホルダーでお子さんが小さいと、コンパスメインに地球館を流してみるだけで過ごされる方もいるんじゃないかなと。
こちらは日本館の展示物ですが、我が子はこの日本人の歴史展示で半日過ごしていました。。。ここから我が子の歴史好きが始まっていたのかも知れません!
どこで購入できるの??
最後に「友の会」購入方法についてです。現地加入と銀行振替申し込みの2つの方法で購入出来ますが、きりもんさんは現地で購入しました。
手続きの場所は、日本館入って左手のカウンターで手続きをします。常設展入口の券売機横ですね。職員の方に「友の会に入会したい」と説明すると案内頂けますよ!館内への入館ゲートは右手にあるので手続きだけなら無料で出来ます。
まとめ|科博に2回以上行くなら、絶対「友の会」がおすすめ
科博に2回以上行くなら、「友の会」がおススメという内容でした。特別展無料が大きなメリットの科博友の会。子どもの将来に繋がるかも、と、コスパを考えると入会は十分アリだと思います。
科博は自然科学分野中心に非常に幅広い分野を扱っています。我が家は子供が幼稚園から通っていて、何度か通ううちに「友の会」を発見。入会した経緯です。きりもんさんは特別展、常設展含めて1.5か月に1回くらいのペースでお邪魔しています。
入館が無料になると観覧に余裕が出てきます。子どもに合わせつつ、休憩したくなったらカフェで休んだり、仮眠したり。今回観れなくても次来た時に見ればいいやと思うようになって、心残りが少なくなったのもメリットですね!
今日は日本館だけ見るとか、港川人(みなとがわじん)の標本分野だけで1時間過ごすとか、子どもが納得するまで、狭く、深く学べるような、余裕も必要だなぁと思っています。
科博へ複数回行かれる方は、ぜひ、友の会への入会いかがでしょうか。
今回もお読み頂きありがとうございました。
※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、HP等で最新情報の確認をしてください
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