前回、家計管理を始める目的とメリットについてまとめました。目的があって始めた家計管理でしたが、思わぬメリットがあったので取り組んでよかったと思っています。
今回、家計管理の始め方について整理してみます。きりもんも家計管理を始めるまではとっつくにくい印象があったので必要最低限の準備で始めました。
これまで家計に携わることはほとんどしてこなかったきりもんですが、簡単に始める家計管理の方法についてまとめておきたいと思います。
簡単な家計管理の始め方
家計管理は以下の流れで行います。
1.現状把握 → 2.予算組立 → 3.実行 → 4.振り返り
順を追って考えていきましょう
現状分析
毎月いくらのお金が入って、どの費用にいくら使っているのか、を把握しました。本当は1年分の支出が分かれば季節要因も把握できるのですが、そこまで数字がなかったので、直近3か月分で分析してみました。
分け方は、所謂「固定費」、「変動費」の考え方を参考に。
固定費は、毎月決まっている支出なので振り返るのも簡単。変動費は、明細が分からなかったので当時の予算=実績としました。ざっくりとした支出額が分かればそれでもOKです。
【固定費】 | 明細 |
生活費 | 家賃、水道光熱費、新聞代 通信費(電話、インターネット、NHK) |
教育費 | 子ども関係一式 学費、習い事、服飾費、文房具など |
保険料 | 保険料の支払い |
借入返済 | 奨学金の返済金額(今は完済) |
【変動費】 | 明細 |
生活費 | 食費、医療・日用品、衣服費、クリーニング、散髪代、小遣い |
交際費 | 会社の飲み会、ママ友との食事代、子どものお友達へのプレゼント代 |
娯楽費 | お出かけ関係、レジャー費 |
特別費 | キャンプ、旅行、両親の実家帰省代など |
その他 | 設定した費目で割り振るのが悩ましいもの |
収入に対して、変動費と固定費がどの程度の比率になっているのか考えました。固定費が高ければ見直しをして貯蓄に回せる金額が捻出しやすい印象があります。きりもんの支出内訳を振り返ると、固定費が高く、手許で自由に使えるお金は意外と少なかったり、水道光熱費が高いとか、気付きも多かったです。
生活費は、支出額の大きい項目は分析していきたいところ。過去3か月分の費用の平均値を算出して、収入がいくらか、どの費用にいくらつかっているのか、大まかな傾向を掴んで現状分析を終わりました。
予算組立
「1.現状分析」で支出の傾向が分かったので、1万円単位で費用毎に予算を作ります。予算立てにあたっては、年末恒例の家族会議「きりもん家、来年の目標打ち合わせ会」で話し合った内容を踏まえた内容としました。
家族の目標を目標で終わらせるのでなく、お金を準備して実行できるようにする感じです(「2カ月に一度、キャンプ!」もそのうちの一つです)。
予算を組み立てる際のポイントです。
初回、収支が赤字となってしまったので何度か費用を組み直し、赤字にならないような予算にしました。変動費から見直そうとしましたが、削減できる金額が小さいことと、そもそも変動費なので金額通りに減らせるか分からないので、固定費中心に削減することになりました。
予算を見直す際のポイントです。
現状把握や、予算配分は手と頭を使う場面ですが、予算に収めるのは、気合だけです。
きりもんママは、食費や日用品などは週単位でお金を管理しているようです。あといくら残っている。と意識しながら、「予算の範囲内ならいくら使ってもいい」とポジティブに過ごしています(笑)。
実行(予算を使う)
予算を組み立てたら、あとは実際に運用する段階です。
きりもん家では、1,000円単位での封筒管理を行っていたので、頂いたお給料を予算通りにお金を分けます。
変動費を予算内に収めれば、オッケーです。というか、予算内で納めることは必達です。不退転の覚悟で運営します。り
振り返り
使ったお金のレシートや領収書を取っておいて、1週間まとめてつけます。我が家は、負担にならず面倒でないのは1週間毎につける感じでした。振り返りは月に一度集計し、分析します。
- 目標とする費用に収まっているか。その要因は。
- 昨年対比で費用は増えているんか、減っているか。その要因は。
他にもあると思いますが、とりあえずこの2点に注目して分析しています。
まとめ
必要最低限で始める家計管理についてまとめてみました。これまでどういったお金の使い方をしてきたのかという分析と貯蓄を含めてどういうお金の使い方がしたいのかというこれからどうしたいのか。という、2点だけで家計管理を始めることが出来ます。
家計管理は準備より考えることが大事です。お金について向き合ういいチャンスだと思うので、家族のためになり、将来の準備となるツールになればと思います。
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