老後資金を形成するための運用商品の選び方

昨年から投資を始めましたが、沢山ある投資商品の中で何を選べばいいのか、調べた内容についてまとめておきます。

色々と悩んだ結果、我が家は株式に投資する投資信託を購入しています。

今回、なぜ株式に投資するに至ったのかについて記録しておきたいと思います。

ごく一般的なサラリーマンが老後資金を形成するには、相続などでまとまったお金が入ってこない限り、毎月の給料から少ない資金をコツコツと積み立てていくことになります。

貯蓄当初は、貯金だけで老後資金を貯めることも考えていましたが、色々調べた結果、投資することが必要だと考えを改めました。その際の考えのまとめ記事です。

少ない資金でまとまった資産を形成するには時間が必要です。資産を育てるという言葉がぴったりですね。

ただ、育てるにも何を育てればいいのか分からなかったし、そもそも、投資商品って沢山あるし、アピールが上手なのか全部魅力的に見えて、結局何を買えばいいのかよく分からないんですよね。

今回、その「投資商品」について整理してみました。

・少額の積立で、時間を掛けて資産を育てる。

・老後資金の形成に即した商品に投資する。

・こだわり過ぎると、「沼」にハマる。あまり時間を掛けない。

目次

投資商品の種類と特性について

投資について、改めて整理です。

「投資」とは利益目的で資金を投下すること。儲かるために、お金を出して(購入して)、利益を得ることです。投資によって得られる利益はあくまで不確実で、何が起きるか分かりません。投資した時点では、本当に儲かるかどうかは分かりません。逆に損失を被る可能性もあります。

したがって、損をするかもしれないけど儲かるだろうと「期待」して資金を投下することになります。あくまで「儲かる期待」で購入することを忘れてはいけません。

そんな風に投資を考えていますが、「儲かる期待」って人それぞれ違います。

きりもんのように老後資金を今からある程度時間を掛けて準備するのと、今すぐ儲けたいと考える人で時間軸が違う事や、どれくらいの資産が必要なのか金額の目標は人それぞれです。

老後資金を形成する場合には、どの商品がしっくり来るのか、整理したいと思います。

代表的な投資商品について

投資商品として購入出来る代表的なものは、株式、債券、投資信託、金、不動産といったあたりでしょうか。

投資信託やなどはこれら商品の集合体と考えているので、一旦の説明は割愛します。

株式株式を購入して企業の所有者の一員になること
企業活動によって生じる利益の一部を受け取ること
企業の魅力(株価)が向上したら株式を売って利益を得ること
倒産すると価値がなくなり紙くず(電子くず?)となる可能性がある
債券日本もしくは海外の国や地方公共団体、民間企業などにお金を貸し出すこと
保有期間中の利子と、満期時に元本が償還されることが約束されてる
満期まで保有することも出来るし、途中売買することも可能
倒産などにより、利子や元本償還の約束が履行されない可能性がある
不動産物件を購入して不動産の所有者になること
他人に貸し出し、家賃収入を得ること
不動産を購入した金額以上で売却出来れば利益を得ること
賃料下落や空室、不動産価格が下落してしまったり、地震などによって倒壊してしまう可能性がある
美しさと希少性から、世界各地で使用されており、金それ自体に価値があること
世界共通の通貨として利用されていたし、現在も重宝されていること
紛失・盗難の危険があるため、保管場所や費用を用意する必要があること

他にも、外貨預金や仮想通貨、原油(コモディティ)、商品FX、アンティークコイン、ワイン、絵画などたくさんあります。怪しい勧誘をはじめ、売りたい人と買いたい人がいればなんでも投資商品になるんだと思います。

商品毎の収入(インカムゲインとキャピタルゲイン)について

投資で利益を得るには、資産を保有することで、決まった時期に相対的に安定して得られる収入(インカムゲイン)と、資産の値動きによる収益で、資産を売買したときにその売買額の差益として得られる利益(キャピタルゲイン)があります。

株式配当や債券利息、投資信託の分配金、家賃など定期的に入ってくる収入がインカムゲインに当たります。保有している商品を売却した際に得られる収入がキャピタルゲインとなります。ちなみに、売買したときに差損が出た場合は、その損失をキャピタルロスといいます。

インカムゲイン:商品を保有することで定期的に収入を得られるもの
キャピタルゲイン:購入時以上の金額で売却することで得られる差額

商品毎の収入の特徴と、保有するメリットデメリットは以下のような感じだと思います。

インカムゲインキャピタルゲインメリットデメリット
株式配当金収入売却代金・少額投資が可能
・売却しやすい
・大きく値上がるすることがある
・企業分析が必要
・大きく下落することがある
・価値が0になる可能性がある
債券利息収入売却代金・少額投資が可能
・売却しやすい
・値動きは安定
・利率が低い
・価値が0になる可能性がある
不動産家賃収入売却代金・安定した収入
・借入を活用できる
・物件見極めが必要
・流動性が低い(売りにくい)
売却収入・有事の避難商品・価値を生み出さない

数ある投資商品から自分の目的にあったものを探す

たくさんある商品の中で、きりもんは株式に投資することにしました。

理由は大きく3つあって

・投資対象が価値を生むこと
・売買しやすいこと
・みんなが幸せになること

投資対象が価値を生むこと

配当や利息(付加価値)を生み出しているかどうかです。

付加価値を生み続けていれば、手に入る収入、リターンを手に入れることが出来ます。株式や不動産といった資産は、時間はかかるものの、着実に付加価値、リターンを生み出し、資産価値が増大していく資産です。

逆に、金やコモディティは付加価値を生み出すことはありません。世の中の受給のバランスで価格が決まります。

売買しやすいこと

老後資金を貯めるために15年以上の投資を行うことを考えています。

投資したお金には手を付けないつもりですが、それでも世の中なにがあるか分かりません。急に売らなければならなくなった際、すぐに現金化出来るものが望ましいですよね。

老後、資産を取り崩していく際にも売りやすい方がいいなと考えています。また、買う値段、売る値段も誰もが分かる公平な金額の方が納得感があります。

こう考えると、株とか債券は比較的値段が付きやすく毎日売買出来るので安心感があります。逆に不動産やワインといったものは、買主を見つけて条件交渉したり、登記に持ち込んだりと、どうしても時間が掛かります。

だれも不幸にならないこと

商品を買って、商品からの収入を得る中で、だれもが不幸にならないって素晴らしくないですか?

まさに「三方よし」ですよ。

FXのように儲けた側の反対側の人が損をした。そんな殺伐とした世界に15年以上も足を突っ込んで生活は出来ません。

気持ちよく取引したいとまでは言いませんが、少なくともだれも不幸にならないっていうのは、長期間継続して投資できると考えています。

FXや仮想通貨は、まさに儲けた反対側に負けた人ありです。個人的に片手間では勝ち続けるのは難しく精神衛生上もよくないし、トータルリターンも読めないです。長期での資産形成を考えているので、この辺りは除外しました。

まとめ

どんな商品へ投資すればいいのか分からなかったので幅広に商品を並べて検討しました。

積極的に選んだというよりも、長期投資でしっくりくる商品は何かと選んでいくと、株式への投資に落ち着いたという感じです。

記載しなかった商品もあるのですが、長期投資の考え方の基本は同じだと思っています。

株式へ投資はしていますが、個別の株式ではなく、投資信託やETFという商品を通じて株式を取得しています。
次回は、そのあたりについて記事にしたいと思います。


この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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このブログの管理人

サイト来訪ありがとうございます。
きりもんさんです。東京で家族3人仲良く暮らすパパです。
最近、53歳でセミリタイヤを行うべく貯金生活を始めてみました。
貯金リテラシー低かったこともあり、試行錯誤、四苦八苦しながらですが、
コツコツと歩みを進めていきたいと思ってみます。

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