【相場下落】株価に翻弄されないためのアプローチ

米国株式相場が下げています。特にナスダックは株価を大きく下げています。

昨年までは金融緩和の恩恵でハイテク株中心に上昇していましたが、年明けからはテーパリングの影響で大きく下げています。

2022年1月29日5時過ぎ(日本時間)のナスダックとS&P500の推移です。

ここ1か月ナスダックは▲14%、S&Pは▲9%下げています。

2022年1月28日時点のナスダック指数とS&P500指数の1ヶ月チャート

昨日はアップルの決算内容が良かった影響で反発していますね。

きりもんは、コロナ禍の影響を受け投資を本格化させました。

コロナ禍で収入が減少し収支が赤字になったこと、インフレや増税などの将来不安をきっかけに、投資を始めました。

本格的に投資を始めてから今回の相場下落ははじめての経験です。Twitterでは今回の下落で、損切りしたり、投資を辞めたりと、悲観的な投稿が増えた気がします。

そのような行動はリスクの取りすぎた結果です。もし、株価が気になって眠れないというなら本業の仕事にも影響がある状態かと思います。

これからも株価の下げ局面はあると思うので、現在の心境について整理しておきたいと思います。

目次

現在の心境

年始から資産残高を減らしていますが今のところ大きな不安や焦燥感はありません。心境はこんな感じです。特に株価下落でネガティブな影響はありません。

ナスダック、S&Pが大きく下げてるな。

老後資金への影響額はどれくらいかな。

5%ルール発動の必要はないかな。

株価が下がると、5%ルール(株価急落(前日比、先週末比▲5%以上)での追加購入)発動で追加で購入すべきか考えています。

株価下落が気にならない理由

理由は4つに集約されました。

  • 株式資本主義を信じている。
  • 上った株価が戻っただけ。
  • 金額だけ見ない。比率も見る。
  • リスク資産50%、無リスク資産50%戦略

株式資本主義を信じている

人々の「豊かで便利な生活をしたい」という欲求を叶えるシステムは、現時点では資本主義経済しかないと思っています。

人間の欲望や欲求を叶えようとする企業がある限り、株式市場は発展し株価も上昇していくことでしょう。更にその株価上昇の思惑から人々は株式投資を行う訳で。生態系が出来上がっています。

この前提をベースに、一時的に相場の下げ局面があったとしても、どこかで回復、再上昇していくというシナリオを描いており、その前提に投資を行っています。

人々の「豊かになりたい」という欲望に見事に合致しているものだから、資本主義経済は拡大再生産し続けているというわけです。

東洋経済ONLINE  インデックス投資の長期戦で損しないコツ https://toyokeizai.net/articles/-/212288?page=3

一時的な混乱もあるかと思いますが、10年単位の投資スパンで考えると今回の混乱は乗り越えてくれるはずです。

この辺りは以下のコンテンツで整理しましたので、興味あればよろしくです。

あわせて読みたい
30代既婚、サラリーマンが老後資金に向けた投資対象を考えてみた きりもんです。前回はアセットアロケーションを組む前に考えるべきことについて記事にしました。今回は投資対象は何にするかについて記事にしたいと思います。

上がり過ぎていたのが戻っているだけ

ナスダックもS&P500も急上昇した株価が戻っただけ。という見方もあります。

ナスダックはちょうど1年前の水準に戻した格好。S&Pは+16%の含みが残っています。

こちら、1年間のナスダックとS&P500チャートです。

2021年が調子よく上がっていたので、調整が入ってもしょうがないよね。とも思えるレベルです。
昨年1年間が好調過ぎたのかも知れません。後半では年始来+20%を超える水準でした。

金額で見ずに比率で見る

マネーフォワードの資産推移を見るたびに残高が減少しています。月初から減った金額は43万円、1月ピークの残高からは60万円近く減らしています。家族で旅行に行ける金額です。

マイナスになるのはいい気分ではありませんが、老後資産全体で見た減少の比率は▲2.4%程度。誤差の範囲内です。大した数字ではありません。

「金額」で確認するだけではなく「比率」で確認することは、数字を正しく把握する基本動作のひとつです。

これからも下がるかも知れない。撤退した方がよいかもしれない。と不安な人は比率で確認するといいかも知れません。

リスク資産50%:無リスク資産50%戦略が心地よい

これが一番大きいかも知れません(笑)

無リスク資産がクッションの役割を果たして、リスク資産の下落幅が大きくても資産の減少幅は意外と限定的です。

きりもんの場合、無リスク資産は現預金多め+貯蓄保険です。

仮にリスク資産の減少が▲50%となっても、資産全体では▲25%の減少。資産は、減る前→減った後でも75%は維持出来ています。この効果は大きいですね。

仮にリスク資産100%ならダイレクトに50%が吹っ飛びます。個人的にヒヤヒヤです。

現預金を無リスク資産の軸にしているので暴落時にはリスク資産を購入することもできるし、気持ちに余裕があるのは事実です。

こういった局面だと、減少が限定的に出来て機動的に動ける現状のポジションがちょうどいいですね。

それに▲50%がずっと続くわけではありせん。資本主義経済が続く限り、株価は復活していくと思います。

おわりに/株価を気にせず淡々とリスク資産を買っていく

市場が動いても行うべきことは、「ルールに基づき淡々とリスク資産を買うのみ」です。

株式を保有するということは、資本家サイドに回るということであり、期待リターンも高いですから。しかも投資信託を使えば、簡単に世界中の一流企業の株式を保有する(オーナーになる)ことができます。

金融庁NISA特設ウェブサイト 教えて虫とり先生 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/attention/01/01_03.html


期待リターンを得るためには、リスク資産を購入していくしかありません。

リスク資産を減らして現金を多く持つことも考え方のひとつですが、リスク資産を減らし過ぎると上昇局面が来た時に持たないリスクが顕在化してしまいます。

下落相場で過度に弱気になると期待リターンは得られません。むしろチャンスを逃すことになります。

そのために、自分に適切なアセットアロケーションを考え、投資ルールに基づきリスク資産を積み上げ、リターンを得ていくしかありません。

株価がどう動くか分かりませんが、きりもんはリスク資産50%無リスク資産50%を目安としたアロケーションでルールに基づき、投資を継続していきたいと思います。

みんなでお金持ちになりましょう(笑)

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このブログの管理人

サイト来訪ありがとうございます。
きりもんさんです。東京で家族3人仲良く暮らすパパです。
最近、53歳でセミリタイヤを行うべく貯金生活を始めてみました。
貯金リテラシー低かったこともあり、試行錯誤、四苦八苦しながらですが、
コツコツと歩みを進めていきたいと思ってみます。

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