将来に向けた貯蓄も大事だけど、家族3人で今しか出来ない経験も大事。
子どもが日本史にどハマり中のきりもんさん一家。そんな影響から今年の家族旅行は、福岡県、佐賀県、長崎県の歴史スポットを巡る旅となりました。
4泊5日の日程で前半は福岡県と長崎県を巡りましたが、大きなトラブルもなく楽しい旅行となりました。
後半も引き続き歴史中心の旅行となります。みなさんの九州の歴史や史跡を巡る旅行のヒントになれば幸いです。
【3日目】1日で回り切れない。情報量多すぎの吉野ヶ里遺跡
後半最初のスポットは佐賀県の吉野ヶ里遺跡へ。弥生時代の大規模な集落を約100棟ほど復元し展示、3,000基を超えるかめの棺墓なども発掘、展示されています。
ちなみに、吉野ヶ里遺跡は「公園」なので遺跡エリアの他にバーべキューや広大な芝生広場もあり観光以外でも楽しむことが出来ます。
とにかく広くて大きい!見る順番は決めてから園内を回るのが吉
想像よりも広いのでどこから見るか順番を決めてから行動しないと、体力の消耗が半端なかったです(真夏だったこともあるかと思いますが)。
後で知りましたが、敷地面積は50万㎡もある巨大施設。東京ディズニーランドとほぼ同じ大きさだそうです。
楽しみ方は、園内にある復元された竪穴住居や櫓(やぐら)などを見て回ります。その大きさや精巧な作りを目で見ること。また、住居の中には入れるようになっており、当時の生活をイメージ出来るようになっています。
他にも体験プログラムを楽しめる建物や展示室では発掘された甕(かめ)や衣服などの展示を見るなどして楽しみます。
とにかく広すぎです。気合とマップをよく見て回らないと遭難するレベルです。基本的に休憩所は多いのですが、広いので休憩所を探しながら巡ることになりました。
壕に囲まれた遺跡の向こうは、のどかな田園風景が続きます。但し、園内ではほとんど人を見かけることはありませんでした。
復元された建物内には当時の生活やどういった建物の使われ方がされていたか分かるような展示となっています。
家族の想い出に。体験プログラムでお揃いの勾玉を家族の想い出に。
今回、家族3人で勾玉つくりの体験プログラムに参加しました。料金は石代1人1個の200円か250円。石の種類で値段が変わります。
ブロック形状の石を削っていきます。。。
同じ見本を見ながら作ったにそれぞれ個性的な勾玉が出来ました!
標準所要時間は1時間ですが、きりもんさん一家は結局2時間ほど時間が掛けて完成です。みんなで同じものを作るというのはいいですね。是非、家族で1つずつ作ってほしいです。
暑さ注意!!夏の吉野ヶ里は覚悟が必要!日傘を借りる!こまめな休憩を!
覚悟はしていましたが、8月の炎天下での遺跡巡りは相当暑かったです。何も準備しなければ熱中症の危険を感じました。
保冷剤やモバイル扇風機も持ち込んでの吉野ヶ里でしたが、園の入口に日傘の貸し出しが再開していました(下記HPの切り抜きは停止中のまま)。
夏場に訪れる場合、是非、日傘を持ち込むかレンタルされることを強くお勧めします。
長崎から吉野ヶ里遺跡までは1時間30分ほど。最寄りの高速出口から遺跡まではコンビニ含めお店が少ないので、必要なものは出発前に揃えておくほうが無難かと思います。
名称 | 吉野ヶ里歴史公園 |
URL | https://www.yoshinogari.jp/ |
所在地 | 〒842-0035 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843 |
料金 | 大人(15歳以上):460円 中学生以下 :無料 |
アクセス | 電車:JR吉野ヶ里公園駅から約14分 車 :長崎自動車道東脊振I.Cを下り、385号線を南へ約5分 |
問い合わせ | TEL:0952-55-9333 |
さすがは結婚式場のホテル、ホスピタリティは随一。ホテルマリターレ創世佐賀
吉野ヶ里遺跡でクタクタになるまで遊んだその日は佐賀県内のホテル、ホテルマリターレ創世佐賀に宿泊です。
婚礼をメインとしたホテルでしたが、とてもいいホテルでした。
JR佐賀駅から徒歩5分と好立地、駐車場完備。部屋も広くてストレスフリー。お風呂も広く綺麗でしたし、お部屋まで朝食を運んで頂いて食事ができたのは助かりました。
小さなお子さんがいる方やコロナ影響を考えるといいかもしれません。味も美味しくのんびりとお部屋時間を楽しむことができました。
1番驚いたのはハイクラスホテルのような接客。フロントの対応、ルームサービスの出し方、外出時の見送り、外から戻った際のエレベータの準備や声掛けや挨拶。ホスピタリティを感じる接客でした。サービス料を取ってもいいのでは。
部屋はスーパーデラックスツイン61㎡のお部屋。
ツインのお部屋に3人の宿泊なのでエキストラベットがありますが、これくらい広いと快適に過ごせるなぁと。
調度品などは時代を感じますが、メンテナンスがしっかりしていて綺麗です。
浴室はバスタブとシャワーが独立したタイプ。タイル張りですが清掃が行き届いていました。
吉野ヶ里遺跡から30分程度です。翌日は博多に戻る予定だったのですが、口コミの内容とお値段が魅力で、こちらのホテルを選びました。
佐賀駅周辺は食べ物屋さんが少ない?どこのお店がいい?むつごろうをいただく。
佐賀で一番困ったのが、晩御飯の食事処が見つからなかったことでした。
お店を選ばなければいくつかありますが、せっかく来たので地元のものを。と思うのが観光です。なんとか探して見つけたのが海鮮居酒屋 第一三吉丸。観光客向けのお店かと思ったのですが、地元の大衆酒場チックな感じがよかったです。
お目当てのイカの活け造りはなかったのですが代わりにムツゴロウの煮つけをいただくことに。子どもは大変盛り上がっておりました。
とは言いながらも、真夏の吉野ヶ里遺跡に3人とも想像以上に疲れており早めのお開きとなりました。
ちなみにきりもんさんはお部屋のマッサージチェアで寝落ちしてます。。。
【4日目】佐賀県立佐賀城本丸歴史館で幕末志士の生き様を知り、リゾート感満載のルイガンスでまったり過ごす。
4日目は佐賀と博多を楽しむ1日でした。
幕末から明治初期における佐賀県をマルっと知れる佐賀県立佐賀城本丸歴史館
昨日の吉野ヶ里遺跡を堪能し過ぎて若干消化不良を起こしている3人でしたが、佐賀を離れる前にサクッと立ち寄れる歴史施設に寄ってみよう!となり、佐賀県立佐賀城本丸歴史館へ。
こちら、佐賀城の本丸を復元し歴史館として公開されている施設。
サクッと1時間くらいの滞在を考えていましたが、内容が濃くて1時間では足らず結局2時間以上滞在していました。
建物自体が展示物なのですが、ほかにも江戸末期から明治初期の幕末維新期の佐賀藩についてわかりやすく紹介しています。常駐のボランティアガイドもあり、非常に濃い時間を楽しめました。
拝観料無料でこのクオリティはお得です。
佐賀の中心から10分程度で到着します。駐車場も無料なのでお金が掛けないで、2,3時間楽しめます。
名称 | 佐賀県立佐賀城本丸歴史館 |
URL | https://saga-museum.jp/sagajou/ |
所在地 | 〒840-0041 佐賀市城内2-18-1 |
料金 | 募金をお願いしています |
アクセス | 電車:JR佐賀駅の南口から徒歩25分(タクシー10分) 車 :佐賀大和I.Cを降り、263号線を南へ約25分 |
問い合わせ | TEL:0952-41-7550 |
午後は博多に戻り、ホテル&スパリゾート ルイガンスでリゾートライフを。
佐賀を離れ、今回最後のホテルとなるホテル&スパリゾート ザ・ルイガンスを目指します。
詳細は別のコンテンツにまとめていますが、博多から車で30分程度でこのレベルのリゾートホテルがあるのがうらやましい限り。
プールに、ビールに、イタリアンに、大浴場に、花火にと、ホテル内で家族3人ゆったりと流れる時間を楽しみました。
佐賀から1時間30分。朝いちばんで歴史館を楽しんで午前中に佐賀を出発すれば、余裕をもってチェックインが出来るかと思います。
【最終日】ワンモア太宰府、九州国立博物館へ。
最終日、羽田行きの飛行機は午後8時発。まだまだ九州を楽しめる。最終日も歴史探訪です。やってきたのは九州国立博物館。場所は太宰府です。
東京、奈良、京都に次ぐ4番目の国立博物館として、2005年10月に開館した比較的新しい博物館です。
日本、九州地域がアジアの国々からどのような影響を受けて、日本文化を形成していったのか各時代毎に展示しています。
九州の歴史でこの博物館は外せないくらい有名ですよね。
旧石器時代から幕末・開国までの歴史的資料をエリアを分けて展示しています。
目がかわいい土偶さん。きりもんママがハマってました。
空間が広く開放感がある館内。天井には木材が使われていることや全面ガラス張りなので温かみがあり明るい美術館でした。
名称 | 福岡市博物館 |
URL | http://museum.city.fukuoka.jp/ |
所在地 | 〒814-0001 福岡県福岡市早良区百道浜3-1-1 |
料金 (常設展) | 大人 :200円 大学生:150円 高校生:150円 小・中学生無料 |
アクセス | 電車:西新駅から徒歩で10分 車 :福岡都市高速道路「百道(ももち)ランプ」から約3分 |
問い合わせ | 福岡市経済観光文化局 TEL:092-711-4666 |
博多の中心から離れた場所にあるルイガンスからでも車で40分程度。まさにコンパクトシティで移動しやすい街だと思います。
4泊5日で結局いくらかかったの??
旅行記として前半/後半に分けてまとめました。最後に今回の旅行で掛かった費用について整理しておきたいと思います。
家族3人で4泊5日九州歴史探訪旅行の場合、いくら掛かるのか参考になればと思います。
予算(円) | 実績(円) | ||
航空機代 | 2,380 | 2,380 | マイル利用による特典航空券 |
電車 | 5,308 | 3,386 | |
宿泊代 | 110,830 | 111,690 | 入湯税など差異あり |
レンタカー | 19,000 | 19,000 | |
拝観料 | 3,900 | 3,900 | |
昼食代 | 25,000 | 8,454 | 5,000円/日予算 |
夕食代 | 40,000 | 30,290 | 10,000円/日予算 |
お土産 | 30,000 | 9,056 | |
ガソリン代 | 10,000 | 5,099 | |
雑費 | 15,000 | 15,794 | |
合計 | 261,418 | 211,968 |
5日計算の場合、1日平均42,394円でした。やはり航空券の費用を抑えたのが大きいですね。
ちなみに、同じタイミングで普通に航空券を手配した場合、JALだと13万円ほどになります。そうすると、概ね34万円の旅費となる計算です。
このほかにも旅行前に買ったものはありますが、その類は含めていません。旅行は固定費、特に移動費をどれだけ安く出来るかがポイントになりそうですね。
まとめ
福岡、長崎、佐賀県の史跡を巡る4泊5日家族旅行の旅行記でした。
大きくなった子どもの興味に合わせた家族旅行は今回初めてでしたが、子どもはもちろん、親も楽しんだ旅行となりました。
費用については、航空券といった固定費をどれだけコントロールするかで旅費が大きく変動すると身をもって体験しました。
早速来年の家族旅行について話し合っていますが、まずは旅行費の積立から始めたいと思います。
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